添付ファイル | emacs-guide.xml-ime-20100429.patch [^] (7,422 バイト) 2010-04-29 08:10 [表示] [非表示]Index: emacs-guide.xml
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--- emacs-guide.xml (リビジョン 899)
+++ emacs-guide.xml (作業コピー)
@@ -32,7 +32,7 @@
<title>system-wide な設定</title>
<para>
Emacsを起動すると、site-start.el を読み終われば、
- すぐに ~/.emacs.el を読み込みます。
+ すぐに <filename>~/.emacs.el</filename> を読み込みます。
site-start.el は Vine Linux の distribution-wide な設定ファイルのため、
4.2 以前で system-wide な設定を施すためには、
RPMパッケージがアップデートされるたびに site-start.el を
@@ -59,7 +59,7 @@
<para>
Vine Linux の Emacs では、
Emacs 上で動作するアプリケーションのパッケージをインストールしたら、
- ユーザ初期設定ファイル ~/.emacs.el に何も設定を記述しなくても、
+ ユーザ初期設定ファイル <filename>~/.emacs.el</filename> に何も設定を記述しなくても、
そのアプリケーションがある程度使えるように、
あらかじめ設定を用意し、その設定を自動的に読み込むようにしています。
この Emacs における Vine Linux のデフォルト設定を
@@ -96,7 +96,7 @@
</para>
<para>
- もし vine-default をすべて無効にしたい場合は、~/.emacs.el に
+ もし vine-default をすべて無効にしたい場合は、<filename>~/.emacs.el</filename> に
<screen>
(setq vine-default nil)</screen>
を設定します。
@@ -117,7 +117,7 @@
vine-default-yatex,
vine-default-mew
を無効にしたい場合は、
- ~/.emacs.el に
+ <filename>~/.emacs.el</filename> に
<screen>
(setq vine-default-base nil
vine-default-faces nil
@@ -138,7 +138,7 @@
vine-default.yatex,
vine-default-tamago
のみを有効にしたい場合は、
- ~/.emacs.el に
+ <filename>~/.emacs.el</filename> に
<screen>
(setq vine-default nil)
(requires 'vine-default-yatex)
@@ -179,7 +179,7 @@
<screen>
(if window-system
(set-frame-font "Monospace 12"))</screen>
- これを ~/.emacs.el で変更したい場合は
+ これを <filename>~/.emacs.el</filename> で変更したい場合は
after-vine-default-setup-hook をフックしてください。
<screen>
(add-hook 'after-vine-default-setup-hook
@@ -191,7 +191,7 @@
<para>
上記はあくまで一例として紹介しましたが、
フォントの設定を変更したい方は、現実的には、
- vine-default-faces 自体を使わないと思われますので、~/.emacs.el に
+ vine-default-faces 自体を使わないと思われますので、<filename>~/.emacs.el</filename> に
<screen>
(setq vine-default-faces nil)
(unless vine-default-faces
@@ -202,7 +202,7 @@
<para>
また、各 vine-default で設定されていない項目についてはフックせずに、
- そのまま ~/.emacs.el に記述しても有効です。
+ そのまま <filename>~/.emacs.el</filename> に記述しても有効です。
</para>
<para>
@@ -213,7 +213,7 @@
<para>
そのため、別のファイル .emacs-misc.el にまとめてしまい、
- 以下のようにして ~/.emacs.el でフックして読み込ませてしまっても良いです。
+ 以下のようにして <filename>~/.emacs.el</filename> でフックして読み込ませてしまっても良いです。
<screen>
(add-hook 'after-vine-default-setup-hook
(lambda ()
@@ -230,23 +230,38 @@
<sect1>
<title>IME</title>
<para>
- Vine Linux の Emacs 上における IME は、
- X 上におけるそれと連動して、環境変数 EMACS_IME により設定されます。
+ Vine Linux の Emacs 上におけるデフォルトの IME は、
+ X 上におけるそれと連動して、<command>setime</command>コマンドなどで設定される環境変数 EMACS_IME で決定されます<footnote>
+ <para>Vine Linux 5 の初期設定では、各ユーザのホームディレクトリに作成される
+ <filename>~/.Xresources</filename>で<varname>Emacs*useXIM</varname>の値として
+ <literal>false</literal>が設定されているため、XIMは使われません。</para>
+ </footnote><footnote>
+ <para>Vine Linux 5 での初期設定では、tamago パッケージがインストールされている場合は
+ tamago の Anthy インタフェースが使われます。
+ tamago パッケージをインストールしていない場合は emacs パッケージに同梱されている
+ LEIM (Library of Emacs Input Method) が使われます。
+ LEIM では Vine Linux 5 標準のかな漢字変換システム Anthy を使いませんので、
+ 変換効率が低くなってしまいます。</para>
+ </footnote>。
</para>
<para>
- もし EMACS_IME と異なる IME を使いたい場合は、
- skk を例にすると、~/.emacs.el に
+ 環境変数 EMACS_IME と異なる IME を使いたい場合は、<filename>~/.emacs.el</filename> で
+ <varname>emacs-ime</varname> の値に指定してください。anthy-el パッケージに含まれる
+ <filename>anthy.el</filename> を使うときは次のように設定します<footnote>
+ <para>指定する値は、各 Emacs Lisp パッケージに含まれている
+ <filename>vine-default-foo.el</filename> を参照してください。
+ <!-- 一覧表を作成した方が望ましい --></para>
+ </footnote>。
<screen>
-(setq emacs-ime "skk")</screen>
-を設定します。
+(setq emacs-ime "anthy-el")</screen>
</para>
</sect1>
<sect1>
<title>Vine Linux 4 の .emacs.my.el</title>
<para>
- Vine Linux 4.2 までの ~/.emacs.el には、
+ Vine Linux 4.2 までの <filename>~/.emacs.el</filename> には、
ユーザ用初期化ファイル ~/.emacs.my.el があれば、
それを読み込む仕組みがありました。
</para>
@@ -373,24 +388,24 @@
</para>
<para>
- (a) は ~/.emacs.el を読み込んだ直後に、
+ (a) は <filename>~/.emacs.el</filename> を読み込んだ直後に、
/usr/share/emacs-23.x/site-lisp 以下の
vine-default-*.el を然るべき順序で読み込まれます。
</para>
<para>
(b), (c) は、必要であれば
- ~/.emacs.el に(あるいは、.emacs.el から読み込む別の *.el に)設定します。
+ <filename>~/.emacs.el</filename> に(あるいは、.emacs.el から読み込む別の *.el に)設定します。
</para>
<para>
- (b) を直接 ~/.emacs.el に設定して構いませんが、
- (c) を直接 ~/.emacs.el に設定していると、
+ (b) を直接 <filename>~/.emacs.el</filename> に設定して構いませんが、
+ (c) を直接 <filename>~/.emacs.el</filename> に設定していると、
(a) により vine-default が優先されてしまいます。
</para>
<para>
- 例えば、以下のように ~/.emacs.el にフォントを設定していても、
+ 例えば、以下のように <filename>~/.emacs.el</filename> にフォントを設定していても、
後から読まれる vine-default-faces.el により
「Monospace 12」に上書きされていまいます。
<screen>
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