Vine Linux バグトラッキングシステム - Vine Linux
課題の詳細を表示
0000917Vine Linux1 バグ公開2010-01-28 14:062011-02-02 22:31
anonymous 
 
不明 
完了却下 
5.0 
 
x86
Xsane, kooka
0000917: USB接続スキャナの接続ポート検出不具合
Vine 5.0 で利用できる,スキャナソフトウェア
Xsane, kooka 両方で,
 1. Mustek 1200 CU
 2. CANON CanoScan N1240U (LIDE 30)
共に認識されません.


Web 検索して接続方法を探り,
"/etc/sane.d/dll.conf" の, mustek_usb, canon 行のコメントを外し,
"lsusb -v" すると 以下の様にLinuxにはちゃんと認識されている様です.

(Mustek 1200 CUを接続した場合の例)
 $ lsusb -v
 Bus 001 Device 003: ID 055f:0001 Mustek Systems, Inc. ScanExpress 1200CU
 Device Descriptor:
  bLength 18
 (中略)
  bMaxPacketSize0 8
  idVendor 0x055f Mustek Systems, Inc.
  idProduct 0x0001 ScanExpress 1200 CU
 (以下略)
 (ベンダIDと,プロダクトIDが認識されている)

"sane-find-scanner" した場合も,うまく認識できています.

 $ sane-find-scanner
 (中略)
 found USB scanner (vendor=0x055f, product=0x0001, chip=MA-1017?) at libusb:001:002
  # Your USB scanner was (probably) detected. It may or may not be supported by
  # SANE. Try scanimage -L and read the backend's manpage.
 (中略)
  # You may want to run this program as root to find all devices. Once you
  # found the scanner devices, be sure to adjust access permissions as
  # necessary.

ところが, Xsane を立ち上げても,
"スキャナデバイスが見つからない"
とダイアログが出てきてしまいます.

よそのサイトを眺めていると,
"sane-find-scanner" の結果の "libusb:001:002" から,

 "$ chmod 0666 /dev/bus/usb/001/002"

と,すると良いとあります.

ただし,USBケーブルを抜き差しすると,
末尾の番号(USBデバイスのノード番号?)が1ずつ大きな数字になっていくので,
再び使えなくなってしまいます.

どんな風に変わるのかは以下に示します.

 # ls -al /dev/bus/usb/001/
 合計 0
 drwxr-xr-x 2 root root 80 11月 6日 20:56 ./
 drwxr-xr-x 3 root root 60 11月 7日 2009 ../
 crw-rw-r-- 1 root root 189, 0 11月 7日 2009 001 (ルートハブ)
 crw-rw-r-- 1 root root 189, 1 11月 6日 21:36 002 (スキャナ)
(この状態では Xsane から見つからない)

 # chmod 0666 /dev/bus/usb/001/002
(アクセス権を変更すると)

 # ls -al /dev/bus/usb/001
 合計 0
 drwxr-xr-x 2 root root 80 11月 6日 20:56 ./
 drwxr-xr-x 3 root root 60 11月 7日 2009 ../
 crw-rw-r-- 1 root root 189, 0 11月 7日 2009 001
 crw-rw-rw- 1 root root 189, 1 11月 6日 23:00 002
(Xsane からスキャナが見つかる様になった.)

 # ls -al /dev/bus/usb/001
 合計 0
 drwxr-xr-x 2 root root 60 11月 6日 23:01 ./
 drwxr-xr-x 3 root root 60 11月 7日 2009 ../
 crw-rw-r-- 1 root root 189, 0 11月 7日 2009 001
(スキャナの電源を切り…)

(再び電源を入れると…)
 # ls -al /dev/bus/usb/001
 合計 0
 drwxr-xr-x 2 root root 80 11月 6日 23:01 ./
 drwxr-xr-x 3 root root 60 11月 7日 2009 ../
 crw-rw-r-- 1 root root 189, 0 11月 7日 2009 001
 crw-rw-r-- 1 root root 189, 2 11月 6日 23:01 003 (←番号が変わる)
(番号が変わってしまって,アクセス権も元に戻っている)
(Xsane からは再び見えなくなってしまった…)

当然ですが, rootでログインすると,
なんの問題も無く Xsane からスキャナが見つかります.


Ubuntu 8.04 LTS / 9.04 では,上記と同じ様に
ポート番号がインクリメントしていくにもかかわらず,
きちんと認識していて,通常のユーザーモードから使えます.

Xsane のスキャナの接続ポートを探しているプログラムが
どういう権限で動作しているのかが鍵かも知れません.
設定されていません。
課題の履歴
2010-01-28 14:06anonymous新規課題
2011-02-02 22:31kazutaka状態新規 => 完了
2011-02-02 22:31kazutaka解決状況不明 => 却下
2011-02-02 22:31kazutakaコメント追加: 0003874

コメント
(0003874)
kazutaka   
2011-02-02 22:31   
最初の報告からリプライが無いまま一年以上過ぎましたので、
バグレポートの有効期限(下記 URL 参照)に従い、却下と
して閉じておきます。

(URL: http://trac.vinelinux.org/wiki/BTSHouseKeeping [^])

尚、必要に応じてこのレポートを再度オープンすることも
できますので、その後の状況の変化や追加の情報等があれば、
引き続きこのレポートにリプライをお願いします。