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(0003002)
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munepi
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2009-02-04 23:51
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山本@千葉です。
報告を頂きましてありがとうございます。
いくつか確認させて下さい。
1. freetype2-devel はインストールされていますか?
$ rpm -qa freetype2-devel
freetype2-devel-2.1.10-8.3vl4
2. mplayer 1.0rc2 を展開して、./configure したときに、
Checking for bitmap font support ... yes
Checking for freetype >= 2.0.9 ... yes
と autodetect されないのでしょうか?
$ less /var/tmp/self-build-mplayer.log
で確認されてもかまいません。
3. subfont.ttf は何にリンクされていますか?
$ ls -l /usr/share/mplayer/subfont.ttf
lrwxrwxrwx 1 root root 56 1月24日 10:52 /usr/share/mplayer/subfont.ttf -> /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/VL-PGothic-Regular.ttf
4. --enable-freetype とするかわりに --disable-bitmap-font としたら、どうなりますか? |
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京都産業大学の大本です.
申し訳ありません.当方の勘違いがエラーの原因だったようです.
エラーの原因は,古い個人設定 ~/.mplayer/* が残っていたためだったようです.
これらを全て削除すると,self-build-mplayer-1.0-2.rc2vl4 にて問題無く動作しました.
> 1. freetype2-devel はインストールされていますか?
> $ rpm -qa freetype2-devel
> freetype2-devel-2.1.10-8.3vl4
インストール済みです.そもそも,mplayer.specに
BuildRequires: gtk2-devel, freetype2-devel, SDL-devel
と指定されているので,入ってないとビルド出来ないですね.
> 2. mplayer 1.0rc2 を展開して、./configure したときに、
> Checking for bitmap font support ... yes
> Checking for freetype >= 2.0.9 ... yes
> と autodetect されないのでしょうか?
すいません.autodetectされてました.
Checking for bitmap font support ... yes
Checking for freetype >= 2.0.9 ... yes
Checking for fontconfig ... yes
> 3. subfont.ttf は何にリンクされていますか?
> $ ls -l /usr/share/mplayer/subfont.ttf
> lrwxrwxrwx 1 root root 56 1月24日 10:52 /usr/share/mplayer/subfont.ttf -
> > /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/VL-PGothic-Regular.ttf
同様にリンクされています.
> 4. --enable-freetype とするかわりに --disable-bitmap-font としたら、どう
> なりますか?
Checking for bitmap font support ... no
Checking for freetype >= 2.0.9 ... yes
Checking for fontconfig ... yes
となりまして,この条件下でビルドされたパッケージでも正常に動作するようです.
これだけでは,ちょっと恥ずかしいので,テスト中に気がついた事を一点補足します.
self-build-mplayer.spec中のソースコードダウンロードに関する記述が
/usr/lib/rpm/self-build-rpm.sh %{name} %{pkgname}.spec \
http://www{1,2,3,4,5,7,8}.mplayerhq.hu/%{source0path} [^] \
http://www{1,2,3,4,5,7,8}.mplayerhq.hu/%{source1path} [^]
となっています.
これは恐らくwww1.mplayerhq.huを試し,ダメならwww2.mplayerhq.huを試し....を繰り返して,成功した最初のサーバからダウンロードするのでないかと思うのですが,接続する時間帯や経路依存するのかも知れませんが,www1サーバが劇遅になっていることがあるようです.2009年 2月 5日 木曜日 19:22:23 JST現在,www1からMPlayer-1.0rc2.tar.bz2をダウンロードすると,5~7KB/sしか出てません.(突然,遅くなったようなので,何かサーバ側にトラブルが起きてるかも)
http://www.mplayerhq.hu/上のページを見てみると [^],非常に古いコードancient releasesのダウンロード先が http://www1.mplayerhq.hu/MPlayer/old_stuff/releases/ [^] になっていて,www2やwww3上にはミラーされてませんので,www1がマスターサーバ,それ以外はミラーサーバなのだろうと推定しています.
dig www.mplayerhq.huの結果を見ると,DNSラウンドロビンが設定されているようなので,
stream:~ oomoto$ dig www.mplayerhq.hu
; <<>> DiG 9.3.5-P2 <<>> www.mplayerhq.hu
;; global options: printcmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 65243
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 11, AUTHORITY: 3, ADDITIONAL: 2
;; QUESTION SECTION:
;www.mplayerhq.hu. IN A
;; ANSWER SECTION:
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 74.86.94.210
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 85.214.85.226
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 69.63.177.230
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 131.246.120.85
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 193.225.187.202
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 143.248.234.110
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 216.14.112.110
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 199.125.85.41
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 213.144.138.186
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 81.91.100.172
www.mplayerhq.hu. 74211 IN A 82.103.137.100
;; AUTHORITY SECTION:
mplayerhq.hu. 74210 IN NS mail.blastwave.org.
mplayerhq.hu. 74210 IN NS a.ns.projectdream.org.
mplayerhq.hu. 74210 IN NS ns1.mgmservers.net.
;; ADDITIONAL SECTION:
a.ns.projectdream.org. 2210 IN A 194.88.212.200
ns1.mgmservers.net. 160610 IN A 63.246.146.182
;; Query time: 2 msec
;; SERVER: 133.101.96.25#53(133.101.96.25)
;; WHEN: Thu Feb 5 19:08:16 2009
;; MSG SIZE rcvd: 338
適切な負荷分散の意味からして,ダウンロード先の記述は素直に,
/usr/lib/rpm/self-build-rpm.sh %{name} %{pkgname}.spec \
http://www.mplayerhq.hu/%{source0path} [^] \
http://www.mplayerhq.hu/%{source1path} [^]
とするのが,適当なのでないかと提案しておきます.
是非の判断は,パッケージャの方にお任せします.
以上 |
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ats7
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2009-02-07 01:36
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> self-build-mplayer.spec中のソースコードダウンロードに関する記述が
> /usr/lib/rpm/self-build-rpm.sh %{name} %{pkgname}.spec \
> http://www{1,2,3,4,5,7,8}.mplayerhq.hu/%{source0path} [^] \
> http://www{1,2,3,4,5,7,8}.mplayerhq.hu/%{source1path} [^]
> となっています.
(snip)
> 適切な負荷分散の意味からして,ダウンロード先の記述は素直に,
> /usr/lib/rpm/self-build-rpm.sh %{name} %{pkgname}.spec \
> http://www.mplayerhq.hu/%{source0path} [^] \
> http://www.mplayerhq.hu/%{source1path} [^]
> とするのが,適当なのでないかと提案しておきます.
> 是非の判断は,パッケージャの方にお任せします.
ご指摘の方法ですと、ソースの取得に失敗した場合、ユーザーが再度インストール
操作をする必要があり面倒だと思いましたので、ミラーを併記する形にしました。
<BTS:VineLinux:603>
また、wget(glibc)がDNSラウンドロビンを正しく扱えない問題もあるようですが、
いかがでしょうか。
wget breaks round-robin dns?
http://www.mail-archive.com/wget@sunsite.dk/msg09235.html [^] |
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大本@京都産業大学です.
> また、wget(glibc)がDNSラウンドロビンを正しく扱えない問題もあるようです
> が、
> いかがでしょうか。
>
> wget breaks round-robin dns?
> http://www.mail-archive.com/wget@sunsite.dk/msg09235.html [^]
wgetの挙動を確認してみました.
一般ユーザ権限でwgetを動かした場合と,root権限で動かした場合で挙動が違いますね.
一般ユーザ権限だと,複数回動かしても同じサーバに接続に行ってしまいます.
1回目のwget:
www.mplayerhq.hu をDNSに問いあわせています... 69.63.177.230, 213.144.138.186, 85.214.85.226, ...
Caching www.mplayerhq.hu => 69.63.177.230 213.144.138.186 85.214.85.226 193.225.187.202 81.91.100.172 143.248.234.110 199.125.85.41 131.246.120.85 74.86.94.210 216.14.112.110 82.103.137.100
www.mplayerhq.hu|69.63.177.230|:80 に接続しています... 接続しました。
2回目のwget:
www.mplayerhq.hu をDNSに問いあわせています... 69.63.177.230, 213.144.138.186, 85.214.85.226, ...
Caching www.mplayerhq.hu => 69.63.177.230 213.144.138.186 85.214.85.226 193.225.187.202 81.91.100.172 143.248.234.110 199.125.85.41 131.246.120.85 82.103.137.100 74.86.94.210 216.14.112.110
www.mplayerhq.hu|69.63.177.230|:80 に接続しています... 接続しました。
3回目のwget:
www.mplayerhq.hu をDNSに問いあわせています... 69.63.177.230, 213.144.138.186, 85.214.85.226, ...
Caching www.mplayerhq.hu => 69.63.177.230 213.144.138.186 85.214.85.226 193.225.187.202 81.91.100.172 131.246.120.85 143.248.234.110 199.125.85.41 82.103.137.100 74.86.94.210 216.14.112.110
www.mplayerhq.hu|69.63.177.230|:80 に接続しています... 接続しました。
という具合です.
これは,レゾルバ(glibc)のキャッシュが影響するのかと思って,当方の環境で動かしていたnscdを停止させた状態でも同様の挙動を示しました.
ところが,root権限でwgetを動かすと以下のようになります.
(rootにて)4回目のwget:
Resolving www.mplayerhq.hu... done.
Caching www.mplayerhq.hu => 216.14.112.110 131.246.120.85 82.103.137.100 74.86.94.210 143.248.234.110 193.225.187.202 199.125.85.41 213.144.138.186 69.63.177.230 81.91.100.172 85.214.85.226
Connecting to www.mplayerhq.hu[216.14.112.110]:80... connected.
(rootにて)5回目のwget:
Resolving www.mplayerhq.hu... done.
Caching www.mplayerhq.hu => 85.214.85.226 216.14.112.110 131.246.120.85 82.103.137.100 74.86.94.210 143.248.234.110 193.225.187.202 199.125.85.41 213.144.138.186 69.63.177.230 81.91.100.172
Connecting to www.mplayerhq.hu[85.214.85.226]:80... connected.
(rootにて)6回目のwget:
Resolving www.mplayerhq.hu... done.
Caching www.mplayerhq.hu => 81.91.100.172 85.214.85.226 216.14.112.110 131.246.120.85 82.103.137.100 74.86.94.210 143.248.234.110 193.225.187.202 199.125.85.41 213.144.138.186 69.63.177.230
Connecting to www.mplayerhq.hu[81.91.100.172]:80... connected.
(rootにて)7回目のwget:
Resolving www.mplayerhq.hu... done.
Caching www.mplayerhq.hu => 69.63.177.230 81.91.100.172 85.214.85.226 216.14.112.110 131.246.120.85 82.103.137.100 74.86.94.210 143.248.234.110 193.225.187.202 199.125.85.41 213.144.138.186
Connecting to www.mplayerhq.hu[69.63.177.230]:80... connected.
この挙動は,nscdが動いていても停止していても変わらず,wgetを実行する毎に接続先がラウンドロビンされていました.
root権限での挙動が違うのは一体.....
私には,wgetのバグなのかresolver (glibc)のバグなのか判断がつきかねます.
self-buildパッケージのインストールはroot権限で行われますから,www.mplayerhq.huからダウンロードしても,各ユーザ毎に異なるサーバからダウンロードされる事は期待出来ませんかね?
期待できるように思うので,残るは,名前解決したサーバからのソースコード取得に失敗した時のリカバーが利けば良いかと思います.
例えばソースコード取得部を次のようにしてはどうでしょうか? (ついでにマスターサーバを極力避けるようにしてます)
/usr/lib/rpm/self-build-rpm.sh %{name} %{pkgname}.spec \
http://www{"",2,3,4,5,7,8,1}.mplayerhq.hu/%{source0path} [^] \
http://www{"",2,3,4,5,7,8,1}.mplayerhq.hu/%{source1path} [^]
或いは
/usr/lib/rpm/self-build-rpm.sh %{name} %{pkgname}.spec \
http://ww{w,w2,w3,w4,w5,w7,w8,w1}.mplayerhq.hu/%{source0path} [^] \
http://ww{w,w2,w3,w4,w5,w7,w8,w1}.mplayerhq.hu/%{source1path} [^]
手元で試した限りは,ちゃんとソースコードはダウンロードされました.
以上 |
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(0003006)
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ats7
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2009-02-12 00:30
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> root権限での挙動が違うのは一体.....
> 私には,wgetのバグなのかresolver (glibc)のバグなのか判断がつきかねます.
wgetのDNSラウンドロビンの件は、<BTS:665>に移しました。
> 期待できるように思うので,残るは,名前解決したサーバからのソースコード取
> 得に失敗した時のリカバーが利けば良いかと思います.
> 例えばソースコード取得部を次のようにしてはどうでしょうか? (ついでにマス
> ターサーバを極力避けるようにしてます)
>
> /usr/lib/rpm/self-build-rpm.sh %{name} %{pkgname}.spec \
> http://www{"",2,3,4,5,7,8,1}.mplayerhq.hu/%{source0path} [^] \
> http://www{"",2,3,4,5,7,8,1}.mplayerhq.hu/%{source1path} [^]
マスターサーバの優先順位を下げるという提案については賛成です。
ただ、self-build-mplayer-1.0-6.20090109vl5 以降は Subversion から
snapshot を取得するようです。 |
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大本@京都産業大学です.
基本的には本件は収束してきたと思うので,クローズして頂いて差し支えないと思います.
> > 例えばソースコード取得部を次のようにしてはどうでしょうか? (ついでにマス
> > ターサーバを極力避けるようにしてます)
> >
> > /usr/lib/rpm/self-build-rpm.sh %{name} %{pkgname}.spec \
> > http://www{"",2,3,4,5,7,8,1}.mplayerhq.hu/%{source0path} [^] \
> > http://www{"",2,3,4,5,7,8,1}.mplayerhq.hu/%{source1path} [^]
>
> マスターサーバの優先順位を下げるという提案については賛成です。
> ただ、self-build-mplayer-1.0-6.20090109vl5 以降は Subversion から
> snapshot を取得するようです。
開発者数 << ユーザ数で,単なるユーザの方が圧倒的に多いでしょうから,単にバイナリをインストールして使用する
ためだけの目的でレポジトリサーバにアクセスすることが「妥当か否か」が判断基準でしょうね.
何れにせよ,SVNレポジトリから取得する方針に切り替えるか否かの判断は,パッケージャにお任せします.
お手数をお掛けしました. |
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勘違いしてました.
> バイナリをインストールして使用する
> ためだけの目的でレポジトリサーバにアクセスすることが「妥当か否か」が判断
> 基準でしょうね.
MPlayerのWebサイトに「スナップショットアーカイブ」が掲載されていますね.
こちらをダウンロードするのですね.
何れにせよ,パッケージャにお任せです.
以上 |
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もともとの問題は解消していますので、これで完了にします。 |
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