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munepi
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2011-03-28 13:02
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この返信の目次
1. 添付されていたログの診断結果
2. self-build パッケージのバージョン状態について
3. 投稿者の環境調査依頼
1. 添付されていたログの診断結果
> self-build-ffmpeg が 0.5.4-1vl5 に上がり、build してみたら、
> エラーが出ているようです。
>
> gpac, gstreamer, mplayer, vlc 等も同様です。
ログファイルを拝見致しました。
self-build-ffmpeg.log を見る限りでは、
ffmpeg のビルドに必要な faad2 などもビルドできていないように見えます。
もっとも self-build 実行時に、
/var/tmp 以下が使える容量が足りていないと思われます。
そのため、各種ライブラリなどがビルド失敗に終わり、
次々とビルド失敗の連鎖を引き起こしているように推察できます。
[self-build-gpac.log]
ranlib ../bin/gcc/libgpac_static.a
ranlib: ../bin/gcc/libgpac_static.a: No space left on device
make[1]: *** [libgpac.so] エラー 1
[self-build-gstreamer-plugins-ffmpeg.log]
/usr/bin/ld: final link failed: No space left on device
collect2: ld はステータス 1 で終了しました
[self-build-mplayer.log]
{standard input}: Assembler messages:
{standard input}:4298: Fatal error: can't write spudec.o: No space left on device
{standard input}:4298: Fatal error: can't close spudec.o: No space left on device
spudec.c: At top level:
spudec.c:1262: fatal error: closing dependency file spudec.d: No space left on device
compilation terminated.
make: *** [spudec.o] エラー 1
[self-build-vlc.log]
+ /usr/bin/bzip2 -dc /var/tmp/self-build-vlc.tpS7eQ/rpm/SOURCES/vlc-1.1.8.tar.bz2
+ tar -xf -
tar: vlc-1.1.8/share/icons/32x32/vlc.png: write 不能: デバイスに空き領域がありません
(以下略)
/var/tmp 以下が使える容量を十分に確保して下さいませ。
# 十分な容量がどれくらいかは、私自身も詳しく調べたことがありませんが (^^;;
# 2 GB くらいあれば、大丈夫だと思います。
2. self-build パッケージのバージョン状態について
> ただ、エラーは出ているけれども、Synaptic だとバージョンが
> 上がっていて、一見正常に入ったように見えます。
self-build-* パッケージたちは、パッケージをインストールした上で、
自己ビルド処理を開始します。そのため、自己ビルドが失敗したとしても、
パッケージがインストールされたままので、バージョンが上がったままになります!
例えば、self-build-hoge-1.0 がすでにインストールされた状態で、
hoge-1.0 がインストールされているとします。
つまり、
$ rpm -q hoge self-build-hoge
hoge-1.0-1vl5
self-build-hoge-1.0-1vl5
とします。
このとき、self-build-hoge-1.1 に更新されたが
self-build-hoge の自己ビルドに失敗したとき、
hoge-1.1 が正常にインストールされなければ、
$ rpm -q hoge self-build-hoge
hoge-1.0-1vl5
self-build-hoge-1.1-1vl5
となってしまいます。
3. 投稿者の環境調査依頼
self-build パッケージは、
素の環境を構築直後にインストールしても、
依存関係が不足しないように、
vbuilder という仕組みでビルドテストをしております。
昨晩、self-build-ffmpeg パッケージにつきましても、
vbuilder でビルドに成功することを確認しました。
ひとまず、投稿者の手元の self-build 環境の状況を
調べてみたほうがよさそうです。
宜しければ、以下を実行して頂きまして、
出力されたログを添付して頂けますでしょうか?
$ wget http://trac.vinelinux.org/repos/people/munepi/scripts/check-self-build-packages.sh [^]
$ chmod 755 check-self-build-packages.sh
$ ./check-self-build-packages.sh |
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(0000369)
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munepi
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2011-03-28 13:07
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バージョンを「Vine-5.2」に変更しました。
また、状態を「割当済み」へ変更します。 |
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> バージョンを「Vine-5.2」に変更しました。
> また、状態を「割当済み」へ変更します。
容量空かしたら、gpac は上手く行ったようです。
が、ffmpeg, mplayer, vlc 等はまだです。 |
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(0000371)
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munepi
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2011-03-30 14:10
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> 容量空かしたら、gpac は上手く行ったようです。
> が、ffmpeg, mplayer, vlc 等はまだです。
check.log を拝見しました。
ffmpeg や mplayer, vlc のビルドに必要なライブラリの多くは、
問題なくビルドできているように見えます。
しかしながら、念のため config.log に出力された sel-build-* を全部削除してから、
再びそれらを再インストールした方がよろしいかと思います。
# 例えば、mplayer や ffmpeg などは、
# ビルド前の環境調査およびセットアップ時(configure を走らせるとき)に、
# 多くのライブラリなどが自動判別に任せています。
# そのため、たとえビルドできていても、意図した機能が備わっていない rpm が
# 出来上がっている可能性があります。
まず、以下を実行して self-build-* を一旦削除します。
# apt-get remove self-build-a52dec self-build-faac self-build-faad2 self-build-ffmpeg self-build-gpac self-build-gstreamer-plugins-bad self-build-gstreamer-plugins-ffmpeg self-build-lame self-build-libdca self-build-libdvbpsi self-build-libdvdcss self-build-libdvdnav self-build-libmad self-build-libmp4v2 self-build-libmpeg2 self-build-mplayer self-build-mplayer-codecs self-build-vlc self-build-x264 self-build-xvidcore
次に、vlc, mplayer の self-build をします。
# apt-get install self-build-vlc self-build-mplayer
gstreamer-plugins をいくつかインストールなさっておられますね。
せっかくですので gstreamer-plugins-ugly もインストールなさる方が色々と便利です。
# apt-get install self-build-gstreamer-plugins-bad self-build-gstreamer-plugins-ffmpeg self-build-gstreamer-plugins-ugly
最後に、確認のために再度 check-self-build-packages.sh を実行して下さい。
$ ./check-self-build-packages.sh
Failed が出ていなかれば、問題ありません。 |
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この手順で、全てOKと出ました。どうもありがとうございました。 |
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munepi
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2011-03-31 04:52
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> この手順で、全てOKと出ました。どうもありがとうございました。
状態を「完了」へ変更します。 |
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